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DVD第44回公演『ベンジャミンの教室』
¥3,800
電動夏子安置システム第44回公演「ベンジャミンの教室」の上演DVDです。 2019年に上演され第31回池袋演劇祭大賞を受賞した「ベンジャミンの教室」。初演キャストが再集結して演出も新たに、パワーアップして再演。 ーイントロダクションー ベンジャミンは言う。 「この世で避けて通れないもの、それは死と税金。」 脱税をして社会から死んだ男は、何故か「夏休み親子税金教室」の舞台に立っている。 電動夏子が贈るのは、社会貢献的バックステージコメディ。
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DVD第45回公演『クリキンディの教室』
¥3,800
電動夏子安置システム第45回公演『クリキンディの教室』の上演DVDです。 ーイントロダクションー 鬼を退治した桃太郎は傷害罪か、 正当防衛で無罪か。 とある小学校では、 環境問題に熱心な教育委員会の要請で SDGsに取り組む事となった。 その目標の一つである 「質の高い教育をみんなに」 に基づいて、体系的な思考力や 批判力を養う為に、 身近な昔話『桃太郎』を題材にした 模擬裁判を計画していた。 教師たちが物語の 流れを確認している時、 ふと誰かがつぶやく。 放課後の職員室で延々と続く、 虚実が入り混じった 持続可能(サステナブル)な会話劇。
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DVD第43回公演『エントツ女王と煙たい町』
¥3,800
第43回公演『エントツ女王と煙たい町』のDVDです。 ーあらすじー 貧しかったその町に 工業団地を誘致して 発展させた町長は 8期にわたり君臨し いつしか揶揄を込められて 「エントツ女王」と呼ばれます 女王が次に望むのは 神様が住むあの山を 世界遺産にしてみたい だけどもかつて自らが 誘致してきた工場の 白い煙が邪魔をします 景観すてて産業か 産業すてて景観か エントツ女王の難題に 情熱と知恵で向き合わず エゴだけ振りまく人たちの 群像喜劇でございます
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DVD第42回公演『Simulacra』
¥3,800
第42回公演『Simulacra』のDVDです。 ーイントロダクションー 壁に染みがある。 見ようによっては女性の顔に見える。 ある日、彼女に話しかけてみる。 ある日、彼女の性格を決めてみる。 ある日、彼女を動かしてみる。 こうしていつの日か、幻だと思っていた彼女にも 彼女の人生があると気づく。 彼女の名は、シミュラクラ。
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DVD第41回公演『ベンジャミンの教室』
¥3,800
電動夏子安置システム第41回公演「ベンジャミンの教室」の上演DVDです。 ーイントロダクションー ベンジャミンは言う。 「この世で避けて通れないもの、それは死と税金。」 脱税をして社会から死んだ男は、何故か「夏休み親子税金教室」の舞台に立っている。 電動夏子が贈るのは、社会貢献的バックステージコメディ。
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DVD第40回公演『尾を咥えたり愚者の口』
¥3,800
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DVD第39回公演『サンザル、月をとる。』
¥3,800
電動夏子安置システム第39回公演「サンザル、月をとる。」の上演DVDです。 -イントロダクションー その夜、マンションの敷地にある池には、立派な月が映っていた。 住人の子供たちは部屋を抜け出して集まり、水面に移った月を掬おうと必死に手を伸ばす。 同じマンションの一室に設置されたAI搭載ロボット「サンサール」は、部屋中の機器を一元管理するの はもちろん、生活をより便利に、そしてより豊かにする為に日々改良されてきた。しかし、そんなもの は水面の月と同じく、虚像ではないのだろうかとも思う。 男が敷地の池に何かを捨てたのを、何気なく眺めていた窓辺から彼女は目撃してしまう。 似たようなシチュエーションの、映画のタイトルを思い出そうとする。 見なければよかった。 今、後悔している。このAIロボットもきっと目撃したのではないか。 彼女は「声」に怯えている。自分には霊感の類などなく、今までこういう経験もない。 それなのにその「声」は聞こえる。まるで助けを求めるかのように。 聞かなければよかった。 今、理解はしている。この部屋の片隅に置かれたAIロボットと関係があるのだろう。 ある夫婦はより快適な暮らしを求めてスマートホームを導入する。 AIを搭載したロボットに喋りかければ、家のハードは全て管理出来る。 喋らなければよかった。 今、不便を感じている。あまりに高性能すぎやしないだろうか。 件の池では既に子供たちの姿はない。水面に映る月は、静かに揺らいでいる。 見えなくていいもの、聞こえなくてもいいもの、喋らなくていいもの。 行き過ぎた便利は虚構に過ぎないと、AIロボット「サンサール」は知っている。 これは便利が行き過ぎて、月を取り損ねたサルたちの喜劇。
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DVD 第38回公演『殉情わりだす演算子』
¥3,800
第38回公演『殉情わりだす演算子』のDVDです。 男はその建物を人知れず守っている。 ある豪雨の日、4人の女がこの山奥へやってくる。 恋人を殺害してしまった1人の女が、その遺体を山中に遺棄しようと車でやってきた。 しかし降りやまない雨は、彼女たちの引き返す道を奪う。 途方に暮れる彼女らの前には、一棟の建物が見えてきた。 人の気配はなく空き家かと思われた。 躊躇はしたものの、彼女らは冷えた身体と昂ぶった気持ちを休める為に、建物に踏み入れる。 男は、そんな彼女らが立ち入ってくるのを、静かに見守っていた。 その建物は上から見ると十字の形をしている。 若くして夭折した建築家の作と言われているが、人によると「十字架」のようにも見えるし、「+」という演算子にも見えるという。ただ、そういった先入観には何の意味もない事を「私」は知っている。 資産家の父親は山奥深くにあるこの建物を、いずれは我が子に遺そうとしていた。 「この家に初めからあるものは、何一つ変えてはいけない」 という言葉と共に。 彼女はこの建物に、何か言葉で説明のしようのない不穏なものを感じている。 娘を想う父親の気持ちはありがたいが、この建物は手放した方がいいのではないか。 男は、そんな彼女の心が揺れ動くのを、静かに見守っていた。 男はこの建物を守っている。 だが彼もまだ気づいていなかった。本当に守っているのは、自らの殉情かもしれない事を。 そしてそんな男の姿を覗う、白い衣服の5人の男女の存在を。 「私」は記憶する。 この家に踏み入れた時から既に、最悪へ至る演算は始まっていた事を。
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DVD 第22回公演『深情さびつく回転儀』
¥2,800
『私が、この家でひた隠しにしてきた醜い感情の表れだ』 【あらすじ】 ●彼女は久しぶりにあの家を訪れる為に、山道を歩いている。舗装はされているが車一台が通るのがやっとの細い道だった。生活の居を都会に構えながら、彼女はただその管理を手に余らせている。今は父の古い友人が好意で管理をしてくれているという。彼女は常葉と名乗るその男と会うのは初めてだった。下の妹二人に遺された家は、既に他人の手に渡ったとも聞く。彼女もそれがいいのだろうと思いながらも手放せずにいるのは、父の言葉が気になっていたからだ。まだ幼い彼女を初めてここに連れて、建ち並んだ四棟の家を前に父は言った。「本物は一つだけ。あとは偽物なんだ」 ●やはり奇妙な家だった。周りには他にも、屋根の形と色以外は全く同じ外観をした三軒の家があり、上から見るとちょうど各頂点に位置した正方形を象るように四軒は立ち並んでいる。居住するのは可能だが、それでも彼女はここに住む気にはならなかった。後方からは、この見通しの悪い道をかなりのスピードで登ってくる、車のエンジン音が聞こえた。 ●娘を名乗る3人の女。白い男女がルーレットを回す時、一つずつ嘘が消えてゆく。最後まで残り「本物」となるのは誰なのか。ルーレットが導く6つの結末。 (2009年10月 サンモールスタジオ)
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DVD 第14回公演『恋情しみつく赤絨毯』(ルージュ/ノワール セット)
¥4,000
この世のどこかにひっそりと建つ2棟のコテージ。 父が娘に遺したその館の壁には、巨大なクロスワードの様な模様があった。 そこに文字が嵌められるたび、館の中を不条理なルールが支配する。 閉じ込められた16人 、果たして生き残れるのは。 建物内を2つの視点で覗く(Rouge版/Noir版)2本組
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DVD 第14回公演『恋情しみつく赤絨毯』(ノワール版)
¥2,300
この世のどこかにひっそりと建つ2棟のコテージ。 父が娘に遺したその館の壁には、巨大なクロスワードの様な模様があった。 そこに文字が嵌められるたび、館の中を不条理なルールが支配する。 閉じ込められた16人 、果たして生き残れるのは。 建物内を2つの視点で覗くNoir版
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DVD 第14回公演『恋情しみつく赤絨毯』(ルージュ)
¥2,300
この世のどこかにひっそりと建つ2棟のコテージ。 父が娘に遺したその館の壁には、巨大なクロスワードの様な模様があった。 そこに文字が嵌められるたび、館の中を不条理なルールが支配する。 閉じ込められた16人 、果たして生き残れるのは。 建物内を2つの視点で覗くRouge版
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DVD 第11回公演『劣情もよおす六面体』
¥1,800
ルービックキューブが動くたびに変わる運命。6つの家が混ざり合う先に待ち受ける14人の男女の行く末は。 「館シリーズ」の第1作目が電動夏子オンラインにいよいよ登場。 ※当時の撮影環境の影響で見づらい箇所、聞こえづらい箇所があります。予めご了承の上お買い求めください。
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DVD 第37回公演『3483』
¥3,800
第37回公演『3483』の公演DVDです。 冒険小説が好きだった。 スウィフトやヴェルヌが連れて行ってくれた場所は、それが例え架空なものであっても魅 力的であったし、この狭い島国に居ながらにして、広くて多様な世界を想像する事ができ た。 中でも好きだったのは、孤島でも絶望する事なく生き抜いたロビンソンという男の漂流譚 で、その姿に憧れて、何度も借りて読んだものだ。 いつか飛行機乗りになって、大海原に浮かぶ未知の島や国を巡ってみたい。 その夢を叶える為、彼はパイロットを目指した。 操縦技術を会得するのは決して簡単な事ではなかったが、その話は別の機会に譲るとする 。 数年後、必ずしも望んだ形ではなかったが、彼の操縦するプロペラ機は、夜明け前のまだ 暗い海へと飛び立って行くことになる。そこからの事はよく覚えていない。 彼は、ベッドの上で目を覚ました。 自分がどうしてここにいるのか、そもそもここがどこなのか、思い出せずにいた。 それでも窓の外に広がる景色には何となく馴染みがあった。 作者や題名は忘れてしまったが、そうだ、昔読んだ冒険小説に出てきた、一風景に酷似し ている。南緯34度、西経83度に浮かぶ架空の島。そこは、国中の死刑囚たちが集められ、 共同生活を送りながら、死して罪を償うその日をただ待つだけの監獄の島。 物語の中で、絶対的な権力を持った支配者が君臨する島だったはず。その支配者の名も確 か、 そこまで思いを馳せた所で、女の声が現実に引き戻す。 「ここはロビンソンという男が支配する島。」 これが彼と、島の住民との初めての接触であった。 これはとある飛行機乗りの滑稽でやがて悲しい漂流譚。 (2018年2月 駅前劇場)
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DVD 第36回公演『グランディ氏の穏やかな遺言』
¥3,800
第36回公演『グランディ氏の穏やかな遺言』の公演DVDです。 (公演アーカイブページ⇒http://dna-system.com/archives/036/index.html) Solomon Grundy, Born on Monday, Christened on Tuesday, Married on Wednesday, Took ill on Thursday, Worse on Friday, Died on Saturday, Buried on Sunday: This is the end Of Solomon Grundy. 短命なものの例えとして思い浮かぶものは「蝉」だろうか。 実際は個体差があるだろうし、その大部分を地中で幼虫として過ごしてはいるので、決して短命とはいえな いのだが、如何せん、世に出てやかましく声を挙げる期間からして、一見、短命に見えるのである。 彼女はこの部屋を提供してくれた友人に感謝している。 元保育士の彼女が、このマンションの一室を改装して家庭的保育所を開設したのは半年ほど前の事である。 認可の無い施設ではあるが、保育所不足が深刻であったこの地域では、利用者は多かった。 しかし、騒音の問題から近隣の苦情が相次いだ。 それはやがてエスカレートし、様々な嫌がらせを伴うようになった。 彼女も決して負けてはいなかったが、徐々に心がすり減っていった。 何度も協議を重ねたが和解には至らず、いよいよ舞台を裁判所に移すかどうかという段階に至る。 やりきれない想いでいたが、何よりこれ以上、子供たちを巻き込む事は不本意でもあった。 協議の日が7日後に迫った日の朝。 彼女は保育所の玄関に生まれたばかりの男児が放置されているのを見つける。 それらはさておき、彼には今日までの記憶が無い。 無いというよりは曖昧であって、それがまるで作り物のように感じられていた。 それでも周囲の人たちは、自分として認識して接している以上、その記憶は正しいと思わざるを得ない。 彼はその理由をまだ知らない。 自分が7日間で生まれて死んでいく事を。 ソロモン・グランディ 月曜日に生まれた 火曜日に洗礼を受け 水曜日に嫁をもらい 木曜日に病気になった 金曜日に病気が悪くなり 土曜日に死んだ 日曜日には埋められて ソロモン・グランディは 一巻の終わり つきつけられた期限。 それぞれ最期の一週間。 (2017年8月 駅前劇場)
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DVD 第34回公演『Show Cage』
¥3,300
SOLD OUT
気づいたら、かごの中。 その法案が自分たちにどのような影響を及ぼすのか、国民の多くは理解していなかった。 想像が及ばなかったというべきか。そもそも時の政権が自由主義的なものから、緩やかな全体主義に移りつつある事を、何となく感じながらも止めようともしなかった。 かつて、とあるメディアは、監視社会に起こりうることとして、以下の10項目の予想を挙げて揶揄した事がある。 1.SNSに投稿した内容は当局に全て把握される。 2.個人の商取引は当局によって全て把握される。 3.外出先のいたるところで監視カメラが稼働している。 4.監視下で行動する人間を見て嘲笑うテレビバラエティが流行する。 5.当局は個人間のメールを全て読み、検閲する。 6.当局の知らないところでは、新たな交友関係が作れない。 7.当局の認可する文化活動以外に従事する事は犯罪である。 8.位置情報を当局へ送信するものを身に着けさせられる。 9.家のテレビが監視機能を兼ねている。 10.やがてプライバシーという概念を誰も思い出せなくなる。 単なるジョークだと思っていたこれらが一つずつ現実になるにあたり、国民は初めて、自分たちが籠の中の鳥だと自覚するのである。政府は徐々に国民のコントロールからから外れ、自らを生み出した国民の権利を数々の監視関連法により統制管理する事を試み始めたのである。すべては輝ける未来の理想的国家の為であるとされた。 ジョージ・オーウェル著「1984」において、主人公は、似たような全体主義的管理社会で、その矛盾に気付き、静かな抵抗を始める。しかしながらこの物語にはそんな気概のある登場人物はいそうもない。誰に監視されているかわからない日々の状況に、ただただ右往左往するだけである。 『Show Cage』は、行き過ぎた滑稽な理想社会を描いた、連作短編喜劇。 (2016年10月 OFF・OFFシアター)
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DVD 番外公演app.13『或ルゴリズム【duplicate】』
¥2,500
SOLD OUT
『私達は不思議な事に、機械なのに人格がある』 【あらすじ】 ●その研究所では「アルゴ=リトミ」を製造していた。外見は全く人間と同じで感情や思考に関して、人間と全く同じものを有している機関であり、日常生活をいかに怠惰に生きるかを考え始めた人間によって生み出された、単純労働に特化した人形とも言える。この地下室は、アルゴ=リトミに「或ルゴ」をプログラムする場所であり、思考的に不良とされる彼らを閉じ込めておく牢獄でもある。 ●ある日、地下室から脱走を試みた彼らは制御コンピュータにダメージを与える事で停電を起こさせることに成功した。こうして人間達と合わせて7人が地下室に閉じ込められる事になる。目が覚めたアルゴ=リトミ達は電圧のショックで記憶を失っており、自分たちを人間だと思い込んでいる、ただし、彼らがアルゴ=リトミとしての自覚を取り戻し、自分達が人間であるとわかったとき、再び襲いかかってくるのではないか。この7人の中に、人間と、そうでない存在がいると知り互いに疑心暗鬼になるアルゴ=リトミ達。人間達は、自分たちとアルゴ=リトミ達の境界を明らかにしないよう、誤魔化そうとする。 ●人間と道具の境界とアイデンティティを巡り争う中で、誰が人間であり、誰が人形なのかが徐々に明らかになっていく滑稽な密室喜劇、再演。 (2014年12月 スタジオ空洞)
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DVD 40Minutes 『召シマセ腹ヲ』
¥1,500
SOLD OUT
「先生方には、腹をくくって頂きたいのです」 【あらすじ】 ●衆院野党第一党を離党し結成された保守本流を掲げる「新党もののふ」は現在、5名の議席を確保し、かろうじて政党としての形を有していた。折しも最大与党・保守民政党の議席は僅かに単独過半数には及ばなかった為、「新党もののふ」は党代表・有村鉄之助の入閣を条件に連立政権を組む事となる。第186通常国会の会期中、この日の国防委員会の審議において有村国防大臣が過激な発言を連発した為、野党は大臣が辞任するまでは審議をしない旨を申し入れる。加えてこの日の未明、有村大臣の車と、かねてから対立していた外交大臣の公用車が交通事故をおこしてしまう。度重なるトラブルに火消しに躍起になる党事務所に、与党副幹事長・岡本功が調整に訪れる。 ●そこには既に、もう一人の招かれざる男がいた。中華料理屋の恰好をし、おかもちを持ったその男を、誰しもが出前の男と思って全く警戒していなかった。しかし男は確固たる意志と覚悟を持って、この政治屋たちと直談判をする為にやってきたのである。その覚悟は、一見おかもちに見えた「それ」が示している。 ●これは嘘をつかない男と、嘘に塗れた男たちの茶番劇。TABACCHIプロデュース「40Minutes」にて、観客投票第一位獲得作品。 (2014年3月 スクエア荏原ひらつかホール)
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DVD 番外公演app.11『笑う通訳~Laugh'in Interpreter~』(M班/V班 セット)
¥5,000
SOLD OUT
『ノフン語?何を言っている。ヌハン語だろ』 【あらすじ】 ●外務省の中の一室、通訳室を使う通訳チームは「相澤班」と「染谷班」の2班がある。部屋を管轄している職員の鶴田は、どちらかの班には、今年いっぱいで辞めてもらう通達を出した。鶴田はこのどちらかの班に、会議内容を外部に流出させている人間がいるのではないかと疑っているからであった。両班長はそれを否定するが、染谷班に所属する水野と本郷が会議内容を記者に横流ししているのは染谷すらしらない事実である。相澤班の笠原と小松は、その情報を水野が相澤班ブースに忘れて行ったデータから知りえる事になる。 ●全く同じころ、染谷班のブースは混乱していた。相澤班から入ってきた2人の男女。長尾が対応したところ、「キオソチュア」の人間だと名乗った。彼らは南米キオソの特使ではないのか。所々聞いたことのない言語「ノフン語」を用いている。染谷は思った。誰も知らない言語なら、自分達が適当に通訳しても大丈夫ではないか。自分達の必要性を認めさせれば、鶴田の考えも変わるのではないか。こうして通訳室で2組の日本人同士の会話に対し、両班はそれぞれ通訳を始める。 ●2008年初演で好評を博した舞台を、劇団員中心の「Mチーム」と劇団初出演の客演陣だけの「Vチーム」の2チームが別演出にて上演。 (2013年2月 上野ストアハウス) [Mチームバージョン/Vチームバージョン 2本セット]
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DVD 第25回公演『PerformenVI~Paradiso~』(アルテ編/ステラ編 セット)
¥5,000
SOLD OUT
『「何か」について考えなきゃならない時がきた』 【あらすじ】 ●大きな文字盤と、天辺に尖塔を持った時計台を見上げた。その時計技師を見かけたのは、珍しく時計の針が止まっていた時だった。時計技師は遥か上空で文字盤を開き、中の機械を鼻唄交じりにいじっていた。歯車同士の大きさを測り、距離を測る。複雑なようでいて単純な歯車の仕組みが大時計を動かしている。 ●彼はかねてから持っていた疑問を時計技師に向けた。「『何か』の意思に動かされているならどうして自分達は存在しているのか」時計技師は時計台の頂きを指差す。時計台だと思っていたそれはかつて、錬金術師の弟子達と上りつめた山だった。見上げれば尖塔に挿した歯車は回転を始めている。夜空に浮かぶ星々も、月も惑星も、この塔の先端を中心に回転を始める。上空には、一つの点を中心とした、大きさの異なる幾つもの同心円が延々と広がっていた。それは「Paradiso(遊園地)」と呼ばれている楽園。人間としての個性と自由を棄て、あるべき姿を範した、神に気に入られた者たちが住む理想の世界。カレは仕立て屋の娘アルテ、占星術師の娘ステラとともに楽園の果てを目指す。 ●電動夏子の人間賛歌「人間再生」をテーマに据えての神聖喜劇。カレの旅は【Inferno】【Purgatorio】を越え、最終篇【Paradiso】へ。 (2011年5月 吉祥寺シアター) [アルテ編/ステラ編・2本セット]
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DVD 第25回公演『PerformenVI~Paradiso~』(ステラ編)
¥2,800
『「何か」について考えなきゃならない時がきた』 【あらすじ】 ●大きな文字盤と、天辺に尖塔を持った時計台を見上げた。その時計技師を見かけたのは、珍しく時計の針が止まっていた時だった。時計技師は遥か上空で文字盤を開き、中の機械を鼻唄交じりにいじっていた。歯車同士の大きさを測り、距離を測る。複雑なようでいて単純な歯車の仕組みが大時計を動かしている。 ●彼はかねてから持っていた疑問を時計技師に向けた。「『何か』の意思に動かされているならどうして自分達は存在しているのか」時計技師は時計台の頂きを指差す。時計台だと思っていたそれはかつて、錬金術師の弟子達と上りつめた山だった。見上げれば尖塔に挿した歯車は回転を始めている。夜空に浮かぶ星々も、月も惑星も、この塔の先端を中心に回転を始める。上空には、一つの点を中心とした、大きさの異なる幾つもの同心円が延々と広がっていた。それは「Paradiso(遊園地)」と呼ばれている楽園。人間としての個性と自由を棄て、あるべき姿を範した、神に気に入られた者たちが住む理想の世界。カレは仕立て屋の娘アルテ、占星術師の娘ステラとともに楽園の果てを目指す。 ●電動夏子の人間賛歌「人間再生」をテーマに据えての神聖喜劇。カレの旅は【Inferno】【Purgatorio】を越え、最終篇【Paradiso】へ。 (2011年5月 吉祥寺シアター)
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DVD 第25回公演『PerformenVI~Paradiso~』(アルテ編)
¥2,800
『「何か」について考えなきゃならない時がきた』 【あらすじ】 ●大きな文字盤と、天辺に尖塔を持った時計台を見上げた。その時計技師を見かけたのは、珍しく時計の針が止まっていた時だった。時計技師は遥か上空で文字盤を開き、中の機械を鼻唄交じりにいじっていた。歯車同士の大きさを測り、距離を測る。複雑なようでいて単純な歯車の仕組みが大時計を動かしている。 ●彼はかねてから持っていた疑問を時計技師に向けた。「『何か』の意思に動かされているならどうして自分達は存在しているのか」時計技師は時計台の頂きを指差す。時計台だと思っていたそれはかつて、錬金術師の弟子達と上りつめた山だった。見上げれば尖塔に挿した歯車は回転を始めている。夜空に浮かぶ星々も、月も惑星も、この塔の先端を中心に回転を始める。上空には、一つの点を中心とした、大きさの異なる幾つもの同心円が延々と広がっていた。それは「Paradiso(遊園地)」と呼ばれている楽園。人間としての個性と自由を棄て、あるべき姿を範した、神に気に入られた者たちが住む理想の世界。カレは仕立て屋の娘アルテ、占星術師の娘ステラとともに楽園の果てを目指す。 ●電動夏子の人間賛歌「人間再生」をテーマに据えての神聖喜劇。カレの旅は【Inferno】【Purgatorio】を越え、最終篇【Paradiso】へ。 (2011年5月 吉祥寺シアター)
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DVD 番外公演app.8『Better Half '06』
¥1,800
毬谷幸子にとって三度目の結婚披露宴。 だが、彼女の愛する新郎が結婚詐欺師であることをまだ彼女は知らない。 そして「ベターハーフ」というその披露宴会場では、始まる直前にもかかわらず、 何故か葬儀の準備が着々と進められていた。 2004年に好評を博した披露宴が、装いも新たに再宴。