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『人を人たらしめるものはきっと、山の頂にある』
【あらすじ】
●父の葬儀は滞りなく終わった。そぼふる雨の墓地で彼は人形遣いと出会う。糸も棒もなく、一切手を触れずに人形を動かそうとしているが、もちろん人形たちはその場から動きだすことはない。改めて見てみると人形は、まさしく人間とまったく同じ姿形をしたそれであった。それは彼がまだ少年だった頃、父に買い与えられた「パフォーマン」という動く人形だった。
●彼はかねてから持っていた疑問を人形遣いに向けた。「『何か』の意思に動かされているならどうして自分達は存在しているのか。人間の為りをしていればいいだけなら、アナタが今抱えているモノも、人間と呼べるのか。」人形遣いは掘っていた墓穴を指差す。墓穴だと思っていたそれはかつて、絵描きの弟子たちと覗きこんだ地獄の穴。地獄の底まで辿り着いた先には、掘った分だけ世界の裏側に山が突出していた。それは「Purgatorio(矯正所)」と呼ばれている山。その頂きには何があるのか。その好奇心が、彼を山に向かわせる。カレは医者の卵フィーネ、化学者の卵メンテとともに山の頂を目指す。
●電動夏子の人間賛歌「人間再生」をテーマに据えての神聖喜劇。カレの思考の旅は【Inferno】を経て第二章【Purgatorio】へ。
(2010年4月 ザ・ポケット)
レビュー
(21)
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